杜のはじまりワークショップ第三回の時に降った雨は、ちょうどその日の夜に大島の土石流を引き起こした大雨となりました。
最終回となる第四回では、土石流直後からすぐに大島に戻り、自身の足で現地調査をされた、講師である矢野さんの見解を聞きに、大島の住民の方も多く参加されました。
呼吸する大地では、空気の通り道に水が浸透します。雨の中整地した万立の土地では整地したばかりのふわふわどろどろの地面から、「雨降って地固まる」の言葉通り車でも安心して乗り入れられるほど適度に引き締まった土地へと変化していました。
人が「ここを痛めないように大切に使うので、どうか使わせてください」と自然に誓ってひもで囲ったところを『杜』というそうです。
塩ドームを建てるこの土地で、私たちは、大地と木々と風と水とたくさんのいのちと共に、塩づくりをさせていただけることを、こころよりありがたく、歓びに観じております。
ありがとうございます。